大津市職員の旅費「宿泊料」の問題。

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員 藤井哲也(みんなの党)です。

6月議会が迫ってきており、本日は所属常任委員会の所管事務の説明が10時から夕方まで開催されます。今年は総務委員会に所属ですので、わからないことがあればこの機会にしっかりと質問して、疑問点をなくしておきたいと思います。

それと在のところ 大津市は副市長が空席となっています。
この6月議会では副市長人事が出されるものと思います。事務遂行能力と政策調整能力にすぐれ、市民のためを思い情熱的であり、クリーンな方を市長は市議会へ提示していただきたいと思います。あわせて申すならばマネジメント能力も必要と思います。マネジメント力はスキルの部分もありながら、人望・徳という部分も包含します。
いくら能力や方向が正しくてもチーム全体を動かすことができなければマイナス効果です。そうした人材はライン職にのせるのではなく参謀や顧問で十分です。


さて本題。
前回議会で私が取り上げた問題のひとつに「宿泊料」があります。
一般の会社でも出張などのときにビジネスホテルに泊まって、その宿泊料を会社に請求すると思います。市役所職員も同様に、出張などの際の「宿泊料」など立替経費を市に請求します。

普通、ビジネスホテルなどに泊まる料金はどのくらいでしょうか?
リアルのイメージを持っていただきたいので、固有名詞を出したいと思います。
私がこれまで泊まったビジネスホテルの中で一番居心地が良かったのは「ダイワロイネットホテル」というホテルグループです。
こちらの東京品川区のホテルをネットで調べて見ますと、シングルルームは1泊9000円です。

その他、有名なビジネスホテルをあげてみますと、
東横インの東京日本橋店ではシングル6500円前後、スーパーホテル東京新橋店は9000円前後、ホテル法華イン日本橋店で5000円~7000円前後、アパホテル7000円~1万1000円前後となっています。

平均してどうでしょうか、東京のアクセスがかなりいい場所で泊まっても、1泊6千円~9千円で泊まれると思います。
(当然、地方都市ならばもっと安い価格で泊まれます)

しかしながら、大津市役所の規定では、市長等は1万3100円、一般職員は1万900円を一律受け取ることができます。大津市職員等の旅費に関する条例
一泊あたり「実際の宿泊料」と「市役所規定の宿泊料」では、市長等の場合は4千円~7千円の個人収益があり、一般職員では2千円~5千円の個人収益が出ることになります。


財源が厳しい折、1円たりとも無駄にできない中、市長はじめ市職員は宿泊料を必要以上にもらっています。これは市民の血のにじむ税金が原資です。

前回の議会では総務部長が、こうした無駄な諸手当の支出に対して「研究する」と述べました。
一つ一つの立替経費を精算するのは、事務作業が多くなって大変だと聞きました。だから必要以上に多く宿泊料を受け取っていいわけではありません。
民間の大手企業であれば、総務部が出張の際の宿泊施設の予約と支払いを一括して行っています。こうした方法を取れば手間もそんなにかかりません。
これも、いろいろと難癖言い訳をつけて難しいとするのであれば「市役所規定の宿泊料」を「実際の宿泊料」に近づけるべきと思います。
つまり、市役所で規定する宿泊料を8千円または9千円にするなどです。



市長が言う「徹底した行財政改革」の姿勢を問う第2幕がいよいよ始まります。
次回議会では、当然ながらこうした問題も含めて、行財政改革についても議論をしたいと考えています。

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