平成24年度 北部学区自治連合会連絡協議会@葛川

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こんばんは!
大津市議会議員(滋賀県)の藤井哲也です。

本日は午後から、「大津市いじめ防止条例」(案)の議会主導による制定に向けた政策検討会議が開催され、私も委員として参加いたしました。
市長部局が正に係争中ということで、且つ第三者調査委員会において調査を行うということで、動きが停滞していますので、ここは二元代表制の特長をいかし、議会が条例づくりをしっかりと進めていかねばならないと思います。
現在、条例づくりを10人の議員と進めているところですが、概ね形になってきました。特に本日は激しい議論が行われ、私としては一部納得できない部分もありましたが概ね了とするものとなってきています。
12月議会に提出できるよう、市民の方向けにパブリックコメント(ご意見伺い)も行われますので、その際、皆様からの多くのご意見も頂戴したく思っています。

ところで、昨日は「平成24年度 北部学区自治連合会連絡協議会」が開催されました。
大津市の北部7学区、つまり 仰木の里、仰木、堅田、真野、真野北、伊香立、葛川の各学区は街づくりなどにおいて共通する課題を有していることもあり、以前から連携をとってきました。
定期的に会議が開催され、地域の課題について話し合ったり、行政や市議会議員もその輪に入って意見交換を行ったりしています。


昨日も様々な課題について話し合いましたが、私からはやはり「真野川河川改修」について意見申し上げました。




「真野川」は、大津市北部を流れる1級河川で、伊香立、真野、堅田の各学区を流れる川です。
古くからこの川は氾濫する川として知られており、私もこれまで何度も議会で取り上げ、真野川促進協議会でも意見申し上げてきたことはこれまでもブログで報告してきました。
しかし行政側の回答としては、危険性は認識しているが県が担当している事業であり、市としてはきっちりと改修工事の要望を出していくというもので終わってしまっています。言うだけなら誰でも出来ますし、県がどうとか市がどうとか、そこに住んでいる住民や市民にとっては関係ありません。災害がなく、そして災害が万一生じても安心できるのかどうかがポイントなのです。

滋賀県が平成21年に作成した、真野川河川改修事業に関する資料によれば下図のように、50年に1回程度の豪雨が生じた場合、その浸水地域は、現在大津市が開発中の、堅田駅西口土地区画整理事業地「堅田山の手」や、堅田駅前の通りを南端とし、広く市街地が含まれています。



その浸水範囲の中には、琵琶湖大橋病院、消防局、大津北警察署が含まれており、いざ!という時の施設が浸水するリスクが生じていることになります。また堅田駅より西側(山手側)においては、川からの勾配があり、一度川が決壊すれば急速に水が浸入し、独居老人などの家庭においては逃げ遅れの恐れも生じます。
どれほどの被害になるのか私は情報を持ち合わせていませんが、115億円という数字は確かに高いとはいえ、地域経済への影響、防災上の問題、家屋・農業被害などを考えると、早急に手を打つべきだと思います。
市・県の予算だけでは到底足りないだろうから、そこの部分は国の補助金を活用して、10年スパンなどの中期的に事業を行えばよいと思うのです。
今後20年かけて河口から1キロぐらいをちんたらと工事していても、その間に昨今の集中豪雨がおきたらひとたまりもありません。工事をやることは決定しているのだから、短期間でスパッとやれば良いのです。
戦力(資金)の逐次投入は下策であり、やるなら大きな予算をドンと使って一気に進めていくべきだと思います。(将来にわたって工事を進めないというならばそこまでは言いませんが、やると言っている以上、遅々としている現状は本当に理解できません)

その他、堅田駅の騒音問題、堅田駅の入り口の増設要求、国道477号線の4車線化、仰木の里東の公民館増設、葛川の雪害、仰木や伊香立の鳥獣外被害の問題なども話し合いました。
どの問題も切実です。

行政にも強い態度で、地域の要望をしっかりと伝えていきます。


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