9月提出の一般議案審査。

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おはようございます!
大津市議会議員 藤井哲也 です。

一昨日晩、市教育委員会が緊急会見を開き、昨年10月11日に亡くなった生徒へのいじめの件で、「いじめがなかったとの立場から一転し、『資料は「生徒指導連絡」と題された文書で、生徒が自殺した昨年10月11日に作成された。同5日に学校のトイレであった暴力事案の経緯が説明され「『いじめ行為』ととらえ、指導する」などと記載されている。』(以上京都新聞記事から抜粋)ことを発表しました。

これは、確認していなかったという問題ではなく、すでに1年近くが経つ中でようやくでてきた事実であり、これまで隠してきたことからも「隠ぺい」としか言いようがありません。
市教委も報告を受けてこなかったということで、学校長の責任の重大さは比類ないものです。
市教委や市長は、悠長にも第三者調査委の結果を待ってから処分等を県教委に具申するのではなく、早急に校長職から外すべきだと思います。
この問題は今後も注意深く見ていき、学校、市教委及び市の対応の問題を把握し、必要があれば一般質問などで提言を交え取り上げたいと考えています。


さて、今議会には「平成24年度補正予算議案」と「一般議案」が提出されており、私は総務常任委員会に所属していることから、主に総務部、政策調整部、消防局などに関係する以下の議案の審査を行っています。

●市長、副市長、教育長らの退職手当の特例に関する条例の制定について
●電気自動車用の急速充電設備にかかる火災予防条例の一部を改正する条例について
●大津市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について
●大津市災害対策本部条例の一部を改正する条例について
●和邇小学校大規模改修工事の工事請負契約の締結について
●中央小学校の耐震改修工事の工事請負契約の締結について
●消防救急デジタル無線機器の購入について



総務常任委員会(18日)の中で、法令に抵触しているわけではないので反対はしませんでしたが、今後検討をして頂きたいことがあり、「消防救急デジタル無線機器の購入について」に関して質問をいくつかいたしました。





今回最終的に入札に参加したのは、「富士通株式会社 滋賀支店」と「株式会社富士通ゼネラル 近畿情報通信ネットワーク事業部」(富士通の46%出資会社)の2社でした。

質問の中で意見を申し上げたのは、「導入時費用(イニシャルコスト)」部分だけで落札企業を決定するのではなく、2年目、3年目以降も購入する機器は使い続け、メンテナンスも必要になることからも「維持管理費(ランニングコスト)」も考慮して、落札先を決定しなければいけないのではないか?との考えです。

例えば自動車を買う時も、最初のコストだけではなく、普通はガソリンの燃費やメンテナンス費なども意識して購入するのが市民の感覚です。
しかしながら、今回 大津市が購入した 消防救急デジタル無線機器(5億5335万円)においては、ランニングコストを考慮せず落札先を決定されました。
仮の話ですが、今後10年間この機器を使うとすれば、「導入費用+10年間のランニングコスト」で落札企業を決定すべきではないかと思います。

担当者からは、今後はランニングコストも考慮したいとの回答もありましたので、ぜひともそのようにして頂きたいと思っています。



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