平成23年度大津市一般会計・特別会計・企業会計 決算委員会。

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おはようございます。
大津市議会議員(滋賀県)の藤井哲也 です。

本題の前に、以前ブログでも記載しました、今議会に提出されている議案『消防救急デジタル無線機器の購入について』に関して、消防局から昨日追加で説明を頂きました。

説明の概要としては、「物品購入と保守を区別することにより通信機器を取り扱う事業者の入札も今後可能であることからランニングコストの縮減につなげることができる」こと、「物品購入後の1年間は無償保証期間であり、その間にどのような保守内容にするのか(定期点検回数やフルメンテにするかスポット修理契約にするか)を慎重に決定する必要がある」ことなどです。

予算審査の委員会の際に詳細にご説明いただければよかったのですが、私も委員会のときにもっと突っ込んで詳しく聞けばよかったと感じています。ただ、「ライフサイクルコスト」の概念で物品購入することを徹底して頂きたい思いは全庁的にお伝えできたので良かったと思います。



さて本題。
今週水曜日(26日)から、平成23年度決算認定審査が始まっています。

昨日は4つの分科会に分かれて平成23年度の一般会計・特別会計・企業会計について、認定審査を致しました。
私の担当は、総務常任委員会に属していることから、総務部、政策調整部、消防局が所管する決算事項についてでした。
この決算審査では、大まかな予算の使い方については議会で決定(議決)し、その予算の使い方はある程度自由に市長にゆだねられている(執行)ので、議員としては、①大まかに決めた予算の使い方の範囲を逸脱していないかをチェックし、②効率的に使われているか(費用対成果の観点から)を検証し、③法に従っているかどうかを確認するということを行います。

審査結果については今一度深く考えてみたいと思いますが、いろいろと問題があるように思いました。以下の項目についてです。



●政策調整部案件「志賀地域の自然を生かしたまちづくり計画策定業務委託」
 → 他の「本庁舎利活用調査検討業務委託」や「市民意識調査及び結プラン市民委員会運営支援業務委託」、「大津市行政評価外部評価支援業務委託」、「大津市公共施設白書作成支援業務委託」などと比較して、成果報告書のクオリティが目立って低いように感じます。92万4千円の税金が使われており、とても「計画」の域に達しておらず、「地域住民の意見のとりまとめ」に過ぎないと感じます。
 委員会においては、何もないところからとりあえずスタートラインに立てたということで成果と考えているような趣旨の回答がありましたが、少し考えてみたいと思います。

●政策調整部案件「市民友好交流都市、豪州モスマン市への国際親善訪問」
 → 昨年9月のブログで書いているのですが、目片前市長の代理で教育長及び、市議会議長、その他随行員が豪州モスマン市へ訪問した件がありました。
 この件については昨年9月に補正予算が出されて私は原案(市長提案)に反対し、修正案に賛成しましたが、当初より腑に落ちないことがたくさんありました。また今から振り返ると、いじめ自殺があった直後であり、議案提出は9月だったとしても結果的には教育長は行くべきではなかったと感じます。
 決算審査でその成果について聞いたところ、大津市にとっての自己満足の回答しか出てきませんでした。「今すぐ結果はでないが、今後関係を作っていきたい」とする趣旨の回答もありましたが、この案件には税金100万円以上が使われています。市からの回答を市民が聞けばどう思うのでしょうか。怒り心頭になると思います。
普通は成果として「現地メディアに取り上げられて大津市との市民友好交流が強固になったという報道があった」であったり、「先方から感謝のレターを頂いて今後の交流の礎になった」であったり、「市民友好交流を推進していくために今後の方向性を検討中」という回答があるはずなのですが、全くそういった回答はなし。
 決算委員会で聞いた回答だけならば、自己満足の単なる遊興訪問だったと捉えられても仕方ありません。費用対効果の観念そのものが欠落しています。


よほどのことがなければ決算認定に反対はしたくありませんが、他の委員会の審査内容も傍聴して、総合的に判断したいと思っています。



最後少しアナウンスとなりますが、本日、私が所属している みんなの党の代表選挙 があります。
地方議員には投票権はありませんが、私としては引き続き渡辺代表に続投して頂きたいと思っています。



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