12月議会一般質問④『龍谷大学との連携について』

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大津市議会議員、藤井哲也です。
昼から書き始めて早くも夜になってきました。
途中いろいろと用事が入りなかなか進みません。
本日中には12月議会の一般質問関係のブログ記事はすべてアップしたいと考えています。


さて4項目目は「龍谷大学との連携」についてです。

龍谷大学は、滋賀県大津市の瀬田にキャンパスを持っておられます。
現在、理工学部と社会学部と国際文化学部を大津市に置いて下さっています。
そして2015年4月に農学部を新たに瀬田キャンパスに新設されます。
【参考】農学部の設置について(龍谷大学)

今回はその「新設される農学部と大津市はもっと連携を深めるべき」との質問を行いました。

大津ではまだまだ農業従事者も多く、南部や北部では田園地帯が広がっています。
農業振興を大津市も行っているところですが、私が感じることは、若い農業従事者がなかなか増えない、新しい農作物は開発しているがなかなか流通が促進できていないということです。
いわゆる農政は、いろいろな問題があります。私も議員になって、畑を貸して頂いて自分で農業をするようになってからまだ日が浅いのでそうしたものを垣間見ているにすぎませんが。
ただ農業従事者の方と話をしていても、私の言っていることがそんなに外れていないとも仰って下さいます。

大津市においては私ももっと農業が伸びる素地はあるように感じており、若い人ももっと農業に就農してもいいのではないかと感じています。
ただしその前提として、農業が「食えるビジネス」にならねばなりません。現在は労働時間換算すればおそらく最低賃金を下回る報酬しかえることができないはずです。
農作物及び加工品に付加価値をつけることと、農作物を流通させるまでにかけるコスト削減(労働の効率化や原材料や農薬の集団購入等)など経営的視点にたって、農業をビジネスとしてとらえ直す必要性があると思います。そうしなければ家族経営の農家以外に、新たに農業に従事しようとする若者など出てくるはずがありません。
単純に「農業が好きだ」というだけでは、なかなか大変だと言うのは私自身が肌を持って感じていることです。

大津市には、若い人が従事できるように、農作物及び加工品に付加価値をつけるべく手を差し伸べることをして頂きたいですし、これまでは作ってからはほぼ流通までは支援してきませんでしたが、そのあたりももう少し手を差し伸べるべきだと思います。または何か新しい市場への流通経路を形作りかです。


今回の一般質問は、そうした農業振興のためにも、大津市に設置される龍谷大学農学部の新設に際して、どんどん支援を行うべきだと言うものです。いまのうちに連携を強化しておけば、いずれ農学部が新設となった暁には、農作物開発や農作物流通で、龍谷大学と連携して様々なオプションが広がると思うものです。

市の答弁としては、「市農業委員会」と一緒になって、龍谷大学の農学部設置に向けて、試験農場の場所探し等、今後いっそう協力をしていきたいとの回答でした。


繰り返しますが、龍谷大学が大津市に農学部を設置して下さるのは、大津市の農業振興にとって絶好のチャンスです。このチャンスを逃さないよう、しっかりと手を結び、日本を越えて、世界にアピールできる農作物の開発と流通を確立してもらいたいと切に願うものです。
この問題は引き続き、議会でも取り上げたいとと思っています。



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