【「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容】の補足。

ホームブログ>【「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容】の補足。



おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

何人かの方から、以前ブログに記載しました、【「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容①】について、補足の説明を求められましたので、私なりにまとめた資料を公開します。


【参考】
「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容①
「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容②
「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容③
大津市ごみ処理施設整備検討報告書(表紙からp48)
大津市ごみ処理施設整備検討報告書 参考資料部分(p49からp74)



gomi2505-1

<計算の根拠>

(A) 報告書p35 表2-3-5の通り。

(B) 報告書p60 参考表 経済性試算結果の当該項目の通り。

(C) 報告書p31 5行目 北部造成費のみ。南部クリーンセンターは造成済みのため不要。

(D) 報告書p31 11.12行目 北部、中部の造成、掘削の合計。中部拡張部分は山林形状。

(E) 報告書p32 8.9行目 北部用地1100㎡×4000円と南部追加(企業局用地等)の合計

(F) 報告書p32 14.15行目 北部用地1100㎡×4000円と南部追加(企業局用地等)の合計

(G) 報告書p65 下から2行目 中部5000㎡とあるが、現プール施設用地全体の約5000㎡でも不足しており、休日や夕方には利用者の車が情が良道路に駐車されていることも多いことから駐車・駐輪場、場内道路、緑地等を含み1ヘクタールを必要とした。移設プール1ヘクタール×24000円

(H) 報告書p65 4行目から敷地を3000㎡(造成済みの開発公社用地を想定)とし、㎡単価は報告書p31下から6行目南部のものを用いた。南部温浴0.3ヘクタール×2650円

(I) 報告書p65 12行目の通り。

(J) 報告書p65 13.14行目 中部(環境美化センター焼却炉)廃止に伴い、還元事業として建設した温水プールは廃止する。

(K) 報告書p65 16.17行目 温水プールは現在の場所で使用できるので建設費は不要。

(L) 報告書p65 下から2行目の用地単価×事務所、駐車場、洗車場、緑地等5000㎡を中部クリーンセンター近傍に移設することとした。0.5ヘクタール×24000円

(M) 職員20名、事務用車両15台程度の事務所、休憩室、シャワールーム、車庫、洗車場等を想定。


【問題点の指摘】
(1)市長が述べるように、3か所体制と2か所体制(北部+中部)の経費の差額は90億円も出ずに、50億円~60億円である。
(2)最も経済性が良いとした「北部+中部」と、「北部+南部」では、収集運搬費を市の計算通り含めたとしても3000万円の差であり誤差の範囲である。
(3)「南部」では環境アセスメントが終了していることもあり、実質的に「北部+中部」よりも「北部+南部」の方が必要経費は安いと言える。


自らの都合がいいように数字を操作し、なんとしても「北部+中部」の2か所4焼却炉体制にしようとする越市長、大津市には、経費や安定処理などの理由とは別の、何か違う意図があって「北部+中部」を選んでいると考えておかしくないと感じています。

【参考】「大津市ごみ処理体制経費比較」の補足資料


大津市議会議員 藤井哲也拝



▲ページのトップへ