5月議会の一般質問②

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大津市議の 藤井哲也(みんなの党所属) です。

5月31日からはじまった私にとっては初めての議会。終盤に差しかかっています。本日13日は「常任委員会」が開催され、私は「施設委員会」に属していますので、そちらにて市提案の議案の中から、建設・道路・都市計画・ガス・水道などに関係する議案について質疑&審議を行いました。

市議会では、この「委員会」が議案の性質によって振り分けられる議案について審議し、委員会内で採決を行い、その結果を本議会で報告し、委員会採決の結果に賛成か否かを採決するという方式をとっています。(ややこしい・・・)

本日は施設委員会に付託された(審議を託された)議案について採決をし、該当する議案についてはすべて可決されました。17日に開催される本議会にてその結果が採決されます。

明後日は「特別委員会」が開催されます。大津市議会には3つの特別委員会が今期は設置され、すなわち「地球温暖化対策特別委」、「防災対策特別委」、「観光振興対策特別委」です。私は「地球温暖化対策特別委」の配属です。

この特別委員会は付託される議案はなく、市の重要政策について審議し、その政策の方向を決定するという重要なものになっています。私も地球温暖化対策について知見を深め、この大津の未来のために資する政策を論じられるよう努めて参ります。


さて、前回の投稿から少し時間がたちました。一般質問では前回取り上げた「特別職報酬等審議会・・・・の件」以外に4つの質問をしています。

② 大津市民病院の談合事件について
③ (新)大津市行政改革プランの新たな人事制度の導入の進捗について
④ 「協約締結権」付与について
⑤ 投票率向上のための対策について

です。



2 大津市民病院の談合事件について

ご存知の通り3年前におきた大津市民病院の官製談合事件に関して。当時のことは全く知らないので私が知るところだけを質問しました。内容は「4月14日に(被害想定額を委託料から相殺するという)措置決定をしてから、5月26日に新聞が取り上げるまで1ヶ月以上期間があったが、いつプレスリリースをしたのか?」という質問です。

私の質問の組み立て方が悪く、反省が多い質問になりました。市の答弁は「プレスリリースはしていない。新聞社から取材の申し入れがあったので取材に応じた」というものでした。


3 (新)大津市行政改革プランの新たな人事制度の導入の進捗について

3つ目の質問は現在、大津市が進めている「行政改革プラン」についてです。

・「行政改革プラン」については こちら を。
・「新たな人事制度の導入」 については こちら
 の16ページ目 を。(1メガ以上のPDFが開きます!)

大まかに質問を記載しますと、「現状のママで平成24年度末までに達成するとしている目標(人事評価制度と給与・任用を連動させる)を達成できますか?」というもの。答弁は曖昧な回答しかありませんでした。私は人事コンサルタントとして多くの企業の人事評価制度構築に携わってきた経験から、なかなかこの目標を達成するのは難しいのではないかとよんでいます。

地方公務員の能力・業績に応じた給与制度へのシフトについては、総務省が平成21年に事務次官通知をしているとおり、今後必ず各自治体が取り組まねばならないことです。引き続き、行政改革の取り組みを進めてもらえるよう、支えていきたいと思います。


4 「協約締結権」付与について

4つ目の質問は、国が進めている公務員制度改革についての見解を市に問うたものです。労働基本権の中に「協約締結権」というものがあります。公務員にはこれは付与されていません。ストライキなどもできないよう公務員の労働基本権は制約されています。その代わり、給与などは国で言えば「人事院」、地方自治体ならば「人事委員会(公平委員会)」の勧告に基づいて決定されています。

これを見直そうという流れに現在なっています。今年から、国は人事院勧告によらず、震災の復興財源を捻出するという名目もあり、国家公務員の労働組合に10%の給与削減を提案しています。これまでの慣例を変え、公務員にも労働基本権を付与する変わりに、給与等を労働組合との交渉で決定していこうとするものです。

答弁は「注視していく」というものでした。この答弁に対して私は再質問(再問)をさせていただきました。

「注視するだけでは不十分。もし平成25年から運用を開始しなければならないことになれば、残り1年9ヶ月しかありません。注視するだけではなく、対策を練らねばならないのではないでしょうか?」と。またもや市側からは曖昧な答えしかいただけませんでした。


5 投票率向上のための対策について

今回の市議選の投票率は過去最低でありました。結果の検証を踏まえて、来たる次の選挙に対策を取らねばなりません。現在のところ、なぜ低投票率になったのかの分析を聞き、そして今後どのような対策を考えているのかを問いました。

市側の答弁は「若い層の投票率が低かった」「対策は今のところ全く考えていない」というものです。一番早い選挙は来年1月に実施予定の市長選挙です。残り7ヶ月しかありません。答弁に立ったのは、市議会で選任されたという「選挙管理委員長」です。この方は市役所の職員ではなく、一般の方らしいです。検証を踏まえ、今後、若い人が投票所に足を運ぶような啓発活動に取り組むことを切に願います。現在、大津市では20歳代の投票率が20%台と低迷しています。つまり80%近くの若者が投票していないということです。つまり、いまの大津市政には若い人の声がほとんど反映されていないのです。

答弁の最後には市長自ら発言される場面もありました。


以上4つの質問プラス、前回ご紹介した1つの質問の合計5つが今回の議会での私の一般質問でした。


近日中に市ホームページに録画がアップされることになっています。また議事録もホームページ上からご覧いただけることができるようになります。あらためてその際はご案内申し上げます。


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