来年度から、大津市内のゴミの一部を市外搬出へ。

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

以前よりブログで問題指摘してきた事柄とも関連してきますが、この度 大津市と大津クリーンセンター設置の自治連合会との協議が不調に終わりました。
【参考】平成25年5月21日ブログ記事『「大津市ごみ処理施設整備検討報告書」のズサンな内容の補足。』

簡単に説明しますと、現在のゴミ焼却施設3か所体制(伊香立、富士見、大石)から、2か所体制(伊香立、富士見)に方針変更することを市長が決定し、現在、大津クリーンセンターがある大石学区さんからはゴミ焼却施設を撤去することになりました。

経緯を説明すると長くなりますが、一般的にゴミ焼却施設は迷惑施設に分類され、受け入れる学区においても様々な意見が出て当然反対される方もいます。そうした反対される方に対して学区内または市役所からお願いにお願いを重ねてようやく設置(継続)の合意確認を得られたのにも関わらず、その合意を一方的に解除しようとし、一方で2か所体制への移行に向けた準備期間だけの延長をお願いしようとすると、おのずと結果は見えてきます。

市側から議会に説明頂いた時の資料を下に添えます。
【参考】「大津クリーンセンターの操業に係る中間報告」(平成25年8月23日作成)

市の説明資料2ページ目にも記載されている通り、これに伴い、大津市内の焼却施設で当面の間、ゴミを焼却しきれずに市外に搬出せざるを得なくなります。
平成24年度の9万1945㌧→平成25年度の8万2000㌧と、1年間で約10.8%燃やせるごみを削減しても、約4000㌧のゴミが処理できないことになります。
(果たして1年間で10%以上もゴミを減らすことができるのか・・・甚だ疑問。机上空論にしか思えない。)

2か所体制に変更することに伴う、北部の新クリーンセンター稼働は平成33年、中部クリーンセンター稼働は平成34年だったはずです。
単純に考えると、来年度(平成26年度)から8年間ないし9年間は市内でごみ処理が追いつかない状態になると考えられますが、市の説明によると、ゴミ減量をスピードアップさせるとのことで、「平成26年度から3年間だけ市外にゴミを搬出する」とのことである。

正直なところ、真野大野のドラム缶の処理にしても、昨年夏にはすべて搬出を終えると聞いていたところ、本日現在いまだ搬出がされていません。
私の中では、環境部にだまされていると感じています。そして環境部の言うことは基本的に信用ができないと考えています。口は達者なんですが、行動がついてきていません。

愚痴はこのくらいにしますが、本当に大丈夫なのかと思います。


関連する法令に関して紹介します。

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」
●一般廃棄物の収集・運搬および処分は、市町村に処理責任があり、市町村自らが行うのが原則である。(法6条、6条の2)
●ただし、市町村で行うことが困難な場合に限り、市町村長は一定の要件を満たした業者の申請により、ごみ処理基本計画に基づいて一般廃棄物処理業の許可を与えることができる。(法7条5項および10項)


「北部」+「南部」の計画にしておけば、こうした問題は生じなかっただろうなと思います。
残念に思います。

明日は、大津市長の行動に対する市議会総務委員会・教育厚生委員会の連合審査会が開かれます。



大津市議会議員 藤井哲也拝



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