平成25年9月議会一般質問③『国道161号湖西道路の早期整備ならびに混雑解消について』

ホームブログ>平成25年9月議会一般質問③『国道161号湖西道路の早期整備ならびに混雑解消について』


おはようございます。
大津市議会議員(滋賀県)藤井哲也です。

決算委員会が現在も開催中で、私が所属する生活産業分科会は終了したものの、総務分科会と教育厚生分科会は本日から2日間の日程で審査が行われます。
極力、傍聴に努め できるだけ大津市全体の実施事業について把握するようにしたいと思います。


さて、一般質問3項目目は「国道161号湖西道路の早期整備ならびに混雑解消について」です。

kosei2509
(大津市道路網整備計画より引用)


湖西道路(国道161号バイパス道路)は、滋賀県の湖西地域における主要幹線道路であり、滋賀南部から福井をつなぎ、また京都途中や琵琶湖東側に向かう人たちにとって真野ICで降りることで大幅な時間短縮につながる道路であります。

あわせて、国・県においては、緊急輸送道路・緊急避難道路に位置付けられていて、緊急時や災害時に利用される
道路に指定されています。

この道路は当初は、大津市が運営していた有料道路でしたが、旧志賀町との合併とも関係し、国所管の道路となって無料開放されました。
無料開放されたことで大幅に道路利用者が増え、近年 渋滞問題が大きな課題となっています。


【議会で取り上げた背景】

上記の無料開放に伴う渋滞は、緊急時や災害時の緊急輸送道路の性質からも、また経済阻害要因(流通の停滞)の観点からも問題として、議員になったころから感じておりました。
そして議会で取り上げるキッカケとなったのは、つい先日まで続いていた、橋梁耐震化工事に伴い、渋滞が更に悪化し、例えば下坂本付近から真野ICまで通常時は15分程度の行程が、なんと1時間近くかかってしまうことになったためです。

湖西道路を利用している方ならご存知ですが、一度 湖西道路に乗り入れた場合、橋上道路のためインターチェンジでしか降りることができません。下坂本までは4車線化工事が完了し、南から北方面へスイスイ進むのですが、2車線となる下坂本付近から急に混み始め、雄琴インターチェンジまで数キロあるため、バイパスを降りようにも降りることができず、遅々として進まない状況となってしまいます。

問題点としては、「工事期間のお知らせが周知されていないこと」、「現在どのくらい混んでいるのか、バイパスに入らなければ分からないこと」、「根本的には真野ICまでの4車線化を急ぐこと」が挙げられます。


【答弁の要旨】

市答弁では、建設部長による答弁で、国道161号を所管する国と連携を図って対応していくとのことでした。
また下坂本付近から真野ICまでの早期4車線化については、すでに用地買収はすんでいることから、できるだけ早く工事が着手されるように市長が国道交通省に出向いて要望を行っていくとのことです。


【私の見解】

この春(3月、4月頃?)から、8月まで続いた橋梁耐震化工事に伴う渋滞はとてつもないものでした。
普通の生活道路に使っている人、物流業に使っている方、いろんな方へ与えた影響はすさまじいものがあります。
私も多くの住民の方から、クレームや提案を頂きました。

大津市に期待することは、橋梁工事や補修工事など予め渋滞の激化が見込まれることを想定して、

(1)湖西道路に進入するまでに電光掲示板で渋滞状況を知れるようにすること
(2)今後、和邇の道の駅などに渋滞状況を知らせる案内板を設置すること
(3)国に対して、VICS(※)の提供を呼びかけること
 ※VICS:渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示する画期的な情報通信システム。
(4)国に対して、下坂本付近~真野ICまでの4車線化を早期に実現するよう要望すること
(5)もし真野ICまでの4車線化が難航するならば、まずは雄琴ICまでの4車線化を実現すること

を求めていきたいと思います。
また、国と連携して取り組んでいくという消極的な答弁に終始していましたので、市単独でできる事柄については積極性を持って検討すべきと考えます。
引き続き進捗状況について把握に努めていこうと考えています。


大津市議会議員 藤井哲也拝




▲ページのトップへ