焼却炉の老朽化は、減量プランや施設管理計画に反映されているか?

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おはようございます!
滋賀県大津市議会議員、藤井哲也です。

いよいよ本年度の営業日も今日限りとなる方も多いと思います。
今週は一週間、朝の駅活動(朝カツ)をさせて頂く中で、地域の皆様と触れ合わせて頂いております。本当にありがとうございます!

さて、2つ前のブログ記事で書かせて頂いた内容の第2ラウンドの件です。
【参考】『【続】 平成25年11月議会一般質問④「ごみ行政について」』

一般質問ではその答弁に消化不良となりましたので、改めて常任委員会で同様の質問を行いました。
● 「ごみ減量実施プラン」や「施設維持管理計画」に、焼却施設の老朽化は反映されているのか?
● 専門家によって「ごみ減量施策」と「施設整備・維持管理」をセットで審議してはどうか?


結論から申せば、専門家による審議はセットで行うという答弁。
そして「ごみ減量実施プラン」にしろ、「焼却施設の維持管理計画」に、老朽化はしっかりと反映されていることを確認しました。
常任委員会での質問および答弁の議事録

最初から、このように答弁して頂ければ何も問題なかったのですが・・・。
私も事前通告を出してから、改めて問題点の整理や深堀を行うため、どうしてもその後に質問すべき問題が生じて、それが再質問になってしまうのですが。
ただそうした点も十分、理解されて登壇部長であるはずなので、単に答弁の原稿を読むだけなら誰でもできるわけです。その点は市長には答弁者選定を十分に考えて行って頂きたいと切に思います。

以下、焼却施設の老朽化の反映についての説明図です。

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趣旨としては
●平成11年から毎年1%ずつ性能低下してきた。
●性能低下を抑制するためにこれまで毎年2億円かけてきた。
●平成28年度に130トン/トンのごみ搬入量をカバーするための対策が必要。
●そのために維持管理費を1.4倍の平成27年の2億8千万円をピークに計画。

というものです。
しかしここで分かるのは、「ごみ減量計画」が計画通りいかねば直ちに、ごみ処理が間に合わなくなると言う問題です。

また今回、環境美化センターがバグフィルタケースの故障が生じたことにより、すでに老朽化対策の維持管理費は予定していた額を大幅に上回ることが確実です。(今回の故障を直すだけでも7、8億円かかるとされています)

お金をかけたらそれは故障も直るし、処理しきれないごみも他市へ搬出できるかもしれませんが、財源は市民の財布です。あまりにも簡単にお金を使いすぎな気がします。
これまで取り組んできた行政改革の取り組みも今回の故障やそれに関する市外ごみ搬出費用(約15億円程度)により水泡に帰している感があります。

この故障修理費用などを含む補正予算審議・議決のための1月議会が予定されています。
1月7日に議会運営委員会が開催され、10日に1日限りの臨時議会が開会予定と聞いています。
私としては、市民が厳しい生活の中でなんとか捻出した税金をあまりに簡単に散財する市の姿勢に強い憤りを感じます。鉄槌を下したい思いです。

引き続き、この問題については勉強をし、問題点の把握と指摘、そして提案を行っていきたいと考えています。


大津市議会議員 藤井哲也拝



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