来週から9月議会!

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おはようございます!
滋賀県大津市議会議員、藤井哲也です。

来週から9月議会が始まります。9月議会は前年度(平成25年度)の決算委員会も含まれるため、審議期間も長く10月9日まで開催される予定です。平成25年度の決算状況を評価し、平成27年度予算編成に生かす為の重要な議会です。
執行状況だけではなく、当然ながら費用対効果、労力対効果をしっかりと確認し、行政改革及び施策充実に取り組まれるように、集中して取り組んでいきたいと思います。

去る月曜日(25日)に議会運営委員会(議運)が開催され、9月議会に提出予定の議案に関して説明がなされました。議運冒頭に市長より、副市長並びに教育長人事案が提出できない旨、報告がありました。先日来記載の通り、市民生活と子どもたちへの責任を果たすべく結果を出して頂きたいと考えています。

さて提出された議案のうち、いくつか気になるものもあります。
そのうち2つについて取り上げます。


【議案170号、171号 市職員の過失による損害賠償】

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以前から疑問に思っていることとして大津市職員による公用車事故が多すぎると言うことです。公用車運転中の事故は職務時間中ということで、市が賠償金を支払うこととなります。
運転スキルの不足によるものや相手方に過失がある場合もありますが、時には市職員に重大な過失(重過失)がある場合もあります。

<重過失>
わずかな注意さえすれば、たやすく違法有害な結果を予見することができるのに、漫然とこれを見逃したり、著しく注意が欠けている状態を意味する。過失の注意義務違反の程度が大きい状態。

今回で言えば議案第171号は正にそれに該当するのではないかということです。
停止中のトラックで、助手席からそのまま運転席に移ろうとしたときにサイドブレーキが解除されて、坂を後退し、後方車両と衝突したという事件です。このような危険な行為をすれば、このような事態が容易に予見できるにも関わらず、「めんどうくさい」という理由?で損害を与えています。今回は後方に車両があったのですが、もしかしたら子どもがいたかもしれません。
このような重大な事故を起こしているにもかかわらず、内部では注意しかされていないそうです。少なくとも重過失により市民の税金を無駄遣いしているわけなので、相応の処分が科させるべきだと思います。




【人事給与構造改革にかかる調査委託】


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先日来、紹介している人事給与構造改革に関する調査案件です。
「カイゼン・プロジェクト」という名称で、山本公営企業管理者が参与(CEO補佐官)となり、プロジェクトリーダーとして取り組む案件の一つです。
実施すること自体は、本年6月議会で私が提案した通りであり、なんら問題ないのですが、予算が300万円となっており、そのアウトプットが大変気になります。

私自身が「モチベーション調査」を多くの企業で実施してきた経験から言えば、こうした調査はピンキリです。入札で業者決定するとのことですが、つまらない調査にならないか危惧するところです。

あわせて市の積算では「調査票の設計」は市内部で行うこととされていますが、こうしたものこそ、外部委託すべきではないかと考えています。専門家のハシクレとして言わせて頂くならば、「調査票の設計」こそが重要であり、その部分こそ外部業者の知見を借りるべきと思われます。
代わりにアンケートの入力業務(パンチング)などは市内部でアルバイトなどを雇って実施できるでしょうし、「集計分析」も内部で一部実施可能と考えられます。



そのほかにもいくつも気になる議案が存在しています。
本会議と委員会ではそうした疑問を解消していけるように、審査に臨みたいと思います。

大津市議会議員 藤井哲也拝




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