2015/08/15
飯室谷不動堂。
ウィキペディアには説明がありません。秘境といっても過言ではありません。
元来、飯室谷不動堂は、根本中堂、釈迦堂、横川中堂、無動寺明王堂と並ぶ延暦寺五大堂のひとつであり、比叡山三代目座主の慈覚大師が不動の秘法を求め修行した場所です。
現在、千日回峰行者の藤波源信大阿闍梨がおられ、少し前までは故・酒井雄哉大阿闍梨がおられました。
以前からこの飯室谷のことは知っていましたが、なかなか来る機会はありませんでした。
延暦寺や西教寺に行く人は多いと思いますが、大津市民ならぜひこの飯室谷不動堂も来てもらいたいと思っています。なんとも言えない感覚になります。大津にこんなところがあったのかとも思うはずです。
さてこの不動堂の先には江戸時代栄えた「安楽律院」があります。
此処も雰囲気があるいわゆるパワースポットだと思いますが、今回の旅では仰木の棚田を見る予定があったので次に向かうことにしました。
非常に狭い道が続きます。人が歩いて仰木に通り抜けることは想定していないのでしょう。
30分ほど歩くとようやく人里が見えてきます。仰木の平尾地区です。
日没時間は18時48分くらい。ギリギリです。
普段から農村地帯に住んでいるので、田んぼ自体は何も珍しくないのですが、確かに棚田はきれいでした。もう少し時間があれば有名な馬蹄型の棚田も見れたと思いますが、またの機会に行きたいと思います。
360度 田んぼ。
虫の声、蛙の声。大合唱の中、2日目のウォーキングは終了です。
歩いてそのまま、天神山から堅田の町へ出ました。
大津市議会議員 藤井哲也拝