施設常任委員会で「堅田駅周辺のまちづくり」を取り上げました。

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おはようございます。
毎月第4土曜日に開催している「よろず相談会」を、初めて真野北市民センターで開催いたしました。
※通常は真野市民センターで開催

真野北市民センター


今回は合計3名の方にお越しいただき、相談などを頂きました。
7月から毎月1回だけですが、相談会を開催して、いくつも相談を頂いてきましたが、いくつかでは問題解決に向けて動き始めています。その一つは行政が勝手に、地域の児童公園からジャングルジムを撤去(行政側は自治会長に撤去しますと伝えたそうですが、自治会長側はそのような話は聞いていないとのことです)した件で、再設置を求める署名を自治会内で集められ、私も行政と自治会との仲介に入った案件で、さっそくジャングルジムの再設置が決まりました。
必ずしも力になれるとは限りませんが、一緒に解決策を模索していきたいと思いますので、なにかお困りごとがありましたら、ご相談頂けましたら幸いです。何卒よろしくお願いいたします。



さて本年、私が副委員長を務めさせて頂いております「施設常任委員会」(建設部や都市計画部、企業局などを担当)にて、堅田駅周辺のまちづくりの所管事務調査を行いました。

堅田駅西口の開発は一部を除き順調ですが、国道477号線から堅田西口に進入する道路の整備が極端に遅れています。
国予算を活用しての事業だというのは分かりますが、一刻も早い整備を求めるものです。

堅田西口27年9月説明


また、北部活性化に今後大きな影響を及ぼす「大津湖西台」に関連する事業の検討状況の確認も行いました。
一般的にはあまり知られていない事業ですが、㈱大林組が開発主体として進めてきた事業でしたが、1990年代はバブル崩壊で、2000年代はリーマンショックで大規模住宅街の開発を断念したものです。
一昨年に㈱大林組から大津市に対して事業用地を無償譲渡する打診がなされ、大津市は住宅街としての用途に限定せず、産業誘致なども含め検討をしているところです。
この事業用地のど真ん中を通る道路(通称「大林道路」と呼ばれています)の建設については、市長は前向きな姿勢を示されていますが、真野学区と伊香立学区の自治連合会と市議会議員によって構成される建設促進協議会でも議論を進めているところです。

この事業は、30年先、50年先を見据えた事業であり、なかなか理解が得られにくいかもしれませんが、私自身は絶対に必要な事業だと思っており、なんとか事業が着手されるようにと思っています。
年度末に行う、施設常任委員会の委員長報告に、「事業着手に向けて調査費を計上すべき」という趣旨の文言を入れるように委員会で提案し採択されました。

大津湖西台27年9月説明資料


また、県が管理している「びわ湖大橋の有料継続のあり方検討」についても、報告を受けました。
結果的には普通車の通行料金が200円から150円に値下げされるものですが、かねてより地元要望でもあったようにアクセス道路の財源確保がなされたこと自体は良かったと思いますが、既に財源は十分にあるのだから、せめて100円にすべきではないかと思いました。お釣りを出す手間ひまから渋滞が発生しそうに思います。

びわ湖大橋27年9月説明1

びわ湖大橋27年9月説明2

びわ湖大橋27年9月説明3



ところで、茂呂治前副市長のブログについて、議会で取り上げたこともあるためか、匿名・実名でいくつもの情報提供やご意見を頂戴します。前副市長のブログにも私に関してコメントを頂戴しています。

「改革志向の藤井がなぜ越市長に対して先鋭的に批判しているのか。もしかしたら藤井も守旧派なのか」というものもあります。そう思われてしまうことは私の不徳の致すところです。政策スタンスとしては越市長と私のスタンスは近いものがあると感じていますが、大変僭越ながら、進め方の部分では大きな違いがあると感じています。つまり、独断専行・トップダウン型の越市長に対し、私がその必要性を主張するのは広く意見を集約し少し時間がかかったとしてもより多くの市民が納得し市民と共に改革を進めていこうとするボトムアップ指向の改革という違いがあります。

結果として私はボトムアップの方が改革スピードが速いと思います。
トップダウン型が成功するのは、日本航空再建に成功した稲盛会長の事例や、バスケ協会改革に成功した川淵会長のように、組織内で対立が激しく意思決定ができない場合などに限定されると思います。現在、大津市ではそのような状況はありません。

現在の市政は、市民主体の十分な意見集約や機運醸成を待たずに、強引に物事を進めていくものだと感じています。
総合計画や創生総合戦略も、市民や事業者によって構成される「策定のための付属機関」さえ設けず、市民や事業者が参加し意見を述べるだけの「懇話会」を設けて、「市民の意見を取り入れましたよ」という帳面消し工作を弄していると評価しています。


大津市議会議員 藤井哲也拝






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