JR唐崎駅前&JR堅田駅前のバリアフリー化が進捗。

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 先日のブログ記事で、浜大津にある大津市企業局ガスショールーム「キットココ」について、議会や市民へ何ら説明や相談なく市長部局独断で閉鎖決定がされたことは、大変問題だという趣旨の記事を書いたところ、いくつかのご意見も頂戴しました。

 「なんでも市長の責任するのはおかしいのでは?」といったものや、「議員として受動的ではなく能動的に情報収集すべきであったのではないか?」というご意見です。
 常日頃から能動的に行っていますが、「キットココ」に限定して議員活動をしているわけではもちろんなく、たまたま問題意識がそこにあり継続的に調査しているなどであれば別ですが、一般的には行政から主体的に説明を頂かなければ知る術はありません。または行政内部で問題意識を持った職員が私のような議員へ情報タレこみをして頂けるほか知る由がないので、そうした情報タレこみがなかった点では私の力が不足している部分もあるかもしれません。

 この問題は例えば、学区自治連合会が知らない間に大津市役所内部で市民センターを廃止することを決定していることに等しく、または市民が知らないうちに公設卸売市場や図書館が廃止されるのと影響の大きさは違うとはいえ性質的には同様のものです。
 市民代表者たる議員が知らない間に、公共施設が大津市役所の中だけの検討で閉鎖されることはあってはなりません。こうした大津市役所の姿勢や態度を問題視しないことは、ひいては市民無視の行政の暴走を許すことに繋がります。市長選直後であろうとなかろうと、ダメなものはダメとしっかりと述べていかねばならないと感じています。


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 昨年2月の議会で私が提案した「JR駅前広場や道路のバリアフリー整備」について、先日市職員さんと一緒に現地視察を行いました。

 ユニバーサルデザインのコンサルを専門に手掛ける㈱ミライロの助力を頂き、大津市議会本会議で取り上げた案件です。ようやく昨年11月に補正予算が提出・承認され、本バリアフリー整備が進捗することとになりました。工事整備に入る前に提案者である私に立会確認の機会を頂いたものです。

 JR堅田駅前とJR唐崎駅前を一緒に回らせて頂きました。
 JR堅田駅前の広場・道路では、凹凸があり、高齢者や障がい者だけではなく、子どもや保護者もつまずいたり、転倒しそうになっているのを見てきました(私自身も同様の経験あり)。そうしたことから、あらためて現地状況を説明させて頂きました。

 またJR唐崎駅前は、正直なところ湖西線では最も広場・道路がガタガタしており整備が不十分です。改札を出て琵琶湖側に出てみると、障害者用の点字ブロックが全くないことに気付きます。また植樹周辺では隆起が激しく車椅子やベビーカーの通行が困難となっています。


 唐崎駅バリアフリー化

JIAMバリアフリー化


 実はこのJR唐崎駅前には、「全国市町村国際文化研修所」があり、全国の自治体職員さんや地方議員が研修に来たりして利用しています。年間数万人の各地方の職員さんや議員が来たり、場合によっては首長が来たりして研修をされているわけです。
 大津市に来たそうした方々がこのJR唐崎駅前に降り立って感じられる印象はどのようなものでしょうか?大津市も日本国内や海外から観光客を誘致しようと取り組もうとしている昨今、「大津市のバリアフリー政策はこんなものか・・・」と、内心思われて帰られるのは残念で仕方ありません。

 この度ようやくJR堅田駅、JRおごと温泉駅、JR比叡山坂本駅、JR唐崎駅の各駅前の広場や市道のバリアフリー化が進みます。利用者たる私たちの交通不便の解消はもちろんのこと、大津市へのイメージアップにつながるとすれば大変嬉しく思います。
 これも日頃から私に対して多くのことを教授頂いている市民の方々と、そして建設部当局の尽力の成果だと思います。「キットココ」閉鎖の決定プロセスに見られる大津市企業局にも、市民に寄り添う建設部当局の姿勢を見習ってほしいと願います。


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 国レベルでは、甘利経済再生大臣の辞任、マイナス金利政策の導入、高浜原子力発電所の再稼働と大きな問題が立て続けにありました。
 世界や日本の動きにも注意を払いながら、引き続いて、地道に地域活動に取り組んでいきたいと思います。

 
大津市議会議員 藤井哲也拝



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