【一般質問解説④】 大津市長と県選出国会議員との意思疎通

ホームブログ>【一般質問解説④】 大津市長と県選出国会議員との意思疎通



 1月の大津市長選挙が終わって、もうすぐ2か月が経とうとしています。
 選挙期間中は多くの方にご支援を頂きありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
 
 4問目は選挙中に滋賀県選出の与党国会議員から聞いた話をもとに行った質問です。
 越市長は1期目から自己評価とは裏腹に市民や職員とのコミュニケーションに難点があり、多くの方から「越市長は聞く耳を持っていない」と聞きました。私自身の評価も過去4年間の越市長の言動を見る限り、そうした声は間違っていないと思います。

 選挙期間中、滋賀県から選出されている与党国会議員から、「越さんとは殆ど話したことがない。政権与党にいる国会議員や各種団体の代表者と会おうともしない人物を市長に据えておくのは、大津市のためにもよくないのではないか。」と述べておられるのをよく聞きました。

 前回記事にも書いたように、北陸新幹線の敦賀以南ルートの選定作業は、与党国会議員による検討委員会(座長は福井出身の稲田衆院議員)で進められました。また越市長自身が全国に広げようと力を入れて取り組む「いじめ対策」における第三者機関設置や調査についても、過日 文部科学省(馳大臣)へ要望を届けられましたが、仮に与党国会議員が同席するなどしていれば、もっと要望に実効性を持たせることができたのではないかでしょうか。
 複数の国会議員に聞くところによると、越市長はあまり相手にされていないそうです。
 要望を届けていってもらうのはいいのですが、相手にされず形式的に終わってしまっては、もったいなないとしか言えません。ワンマンプレイを控え、県選出の与野党国会議員などへ根回ししながら、同席し華を国会議員に持たせるくらいの感覚で進めていかねば、実をとることはできないのではないかと感じます。

 以下、今回の質問と答弁です。
 事前に県選出国会議員の数名の方に確認を取り質問に臨みました。市長の認識と国会議員の皆さんとの認識にそれほど大きな差はないように思いますが、市民代表として信頼関係を築いておく必要もあり、市長にはあまり好き嫌いをせず人付き合いをしてほしいと思っています。


*****

質問(藤井):
 先の市長選挙において、対立陣営の応援弁士であった二之湯参議院議員は、越市長と滋賀県選出の国会議員とのコミュニケーションの場がほとんどなく、大津市発展の阻害要因になりうると何度も述べておられた。実際どのように大津市発展の阻害要因になるかは分からないが、一般的には、政権与党にある県選出の国会議員と都市経営で直面する課題について、政策協議を行うことや、各省庁への要望の場に国会議員が同席するということは、プラスになることはあってもマイナスになることはないだろうと思われる。
 市長は大津市民の期待を背負って行政トップとして国への要望や折衝に際し、トップセールスで取り組まねばならない立場である。大津の発展を共に考えてくれる国会議員、とりわけ政権与党にある滋賀県選出の国会議員とのコミュニケーションが不十分であるならば、その姿勢をあらためる必要がある。
 ついては、滋賀県選出の国会議員との現状のコミュニケーションの状況と、今後の人間関係、信頼関係の構築に向けた考え方について市長の見解を問う。

答弁(越市長):
 市長と滋賀県選出の与党国会議員とのコミュニケーションの現状ですが、滋賀県第1区から立候補された地元国会議員である、大岡敏孝衆議院議員、また川端達夫衆議院議員とは、東京において、また、地元大津などにおきまして協議をしており、その中で、本市の現状や本市から国への要望などをお伝えしており、また本市の要望を調整頂いたり、国への要望に同席いただいたりしております。そして今後も同様に進めて参りたいと考えております。
 また、大津市の個有の要望ではない、全国的にも必要と考えられる取り組みにつきましては、例えば、いじめの問題についても、先日、馳文部科学大臣をはじめ、地域や党派を問わず、広く国会議員の方々に要望活動や、協議を行っており、今後も同様に取り組んで参ります。

 
*****



大津市議会議員 藤井哲也拝 






▲ページのトップへ