先の市議会の報告がなかなか進んでいませんが9月議会までになんとか全て執筆したいと思います。最近は公共政策大学院の前期テストが始まっていることから、政務活動も含め大変忙しくさせて頂いております。感謝。


 私が住む地域を縦断する真野川は農業用水や河口部では漁業もなされているなど、生業にも大きく関係する一級河川です。ご存知の通り、米や野菜は、水と土で決まると言っても過言ではなく、この地域で農業に従事される皆様にとって真野川の水質は大変重要な問題です。

 この真野川の上流にある「びわこサイエンスパーク」では、先端産業の誘致と居住地開発が大規模に進められてきました。大津北部の産業と雇用を生み出し、また子育て世帯の転入の受け皿となっているこの地域の開発は私も応援する立場です。
 また2年前から着手されて現在、進められているチャンピオンヒルズ構想は、「競走馬の調教施設」を中心とした新たな地域活性化の事業であり、これについても観光や雇用の面から操業の暁にはプラスの効果が見込めると思っています。

 しかしながら、大規模な開発でもあることから、大雨の際には、土砂が真野川や支流の世渡川に流入し、川が赤茶色に濁ってしまうことが最近増えてきました。
 開発そのものについては賛同するものの、しっかりと濁水対策を進めないと農業や漁業に影響が生じることから、地域の声を代弁して、議会で取り上げさせて頂きました。


質問者:藤井 ※太字
答弁者:都市計画部長

 びわ湖サイエンスパークエリアの開発は、地域に雇用と活力を生み出しており、今後計画されるチャンピォンヒルズの開発についても大いに期待しているところである。一方でここ数か月、降雨後の真野川や真野川に繋がる世渡川が赤茶色に染まるなど、開発エリアからの土砂が川に流入している可能性があり、地元学区自治連合会や地元の農業従事者から懸念する声が上っている。
 本件については、びわ湖の生態系に与える影響や地域農業に与える影響の点からも早期の原因調査などの適切な対応が必要と考えるが、見解を伺う。


 最近の真野川の濁りについてでありますが、チャンピオンヒルズ土地区画整理事業の造成工事に起因する真野川の濁りについては、本年5月2日付けで地元の農業団体から、本市に対し開発の濁水対策を求める申し入れがなされました。
 このことを受け、本市から5月24日付けで事業者に対し、事業地からの雨水排出状況等の報告を求めるとともに、再発防止対策を実施し、万全の体制で対応するよう文書で要請を行いました。
 これに対し、5月31日付けで事業者より、宅地造成に関する工事の許可要件を遵守したうえで、土砂流出防止のための新たな沈砂池や、濁水流出防止のための処理設備を設置し、自主的に対策を進めている旨の報告があり、現在、その報告内容について確認しているところであります。
 今後、本市といたしましては、適宜、事業地周辺の状況確認を行い、土地区画整理事業が適正に進められるよう、事業者と締結した開発協定に基づき、必要な対策を講じるよう指導してまいります。


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 この質問に関連して、先日開催された「山百合の丘(びわこサイエンスパーク)建設促進協議会」では、チャンピオンヒルズ工事現場の現地視察をいたしました。








 施行会社の方が言うには、開発の規模からして、万全の対策を講じてはいるものの、どうしても大雨後に真野川への流出を完全に阻止するのは難しいとのことでした。
 しかし農業や漁業に影響を及ぼす現状を放置していてはいけません。例えば漁業や農繁期には特別な対策をとることなどが施工会社に求められると思います。
 またこの事業は「ニッシン」という会社によって進められていますが、その窓口となっている、大阪の「ネッドエンジニアリング」という会社社長が、報告会で自治会単位や組合単位で今後は真摯に報告をさせて頂くなどしていきたいと述べておられました。

 操業後も地域に愛される施設であるためには、地域への理解が欠かせないと思います。
 この問題は開発完了まで継続事案となるはずですので、引き続き、地域の声を代弁しながら、少しでも問題解決に資する活動を行っていきたいと思います。
 本件についても、今週末(7月29日)の議員活動報告会で取り上げさせて頂きます。



大津市議会議員 藤井哲也拝