議会閉会日が近づく。

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 今11月通常会議も残すところ僅かとなってきました。
 市民センターあり方検討は引き続き来年初頭まで検討がなされますが、ガス民営化については議案審議の結果次第でその歩みを進めることになります。


 
 簡単にご報告。12日の予算常任委員会総務分科会では、11月議会に提出されている予算議案の審議を行いました。特に問題となるものはありませんでしたが、市役所隣接国有地の埋設物除去工事に関する予算について幾つか議事録に残す意図で質問を行いました。今は問題でなくとも将来から見ると問題だったということも考えられますので。

 15日の総務常任委員会では議案審議を2件。若葉台公園整備工事については災害時の避難場所になりますが一部がハザードエリアにかかってます。ごみ処理施設を受け入れて頂いている地元要望でもありますので反対はしませんが、後世のために議事録に残す目的でその対策等を質問しました。
 その後は所管事務調査と行政からの報告事項。市民事業レビューについては、そもそも選ばれた市民審査委員はランダムサンプリングなのかを質しました。無作為抽出で投げかけたところまではいいのですが、手を挙げた方が改革志向の方ばかりであれば、自ずと評価結果は偏ってきます。こう言った問題については統計学の知識がいきます。
 その他、国家戦略特区への申請事業や、SDGsの取り組みなどを報告受けました。いずれも行政が勝手に進めている感があり、協働の観点から問題あると意見述べました。その他、中消防署の移転先候補地検討に関する中間報告を受けましたが、正直なところ、かなり苦戦している印象を受けます。公共施設の中でも防災施設は特に重要ですので、おそろかにすることなく優先して取り組んで頂かないといけないと感じます。

 18日の議会運営委員会では、市民センター機能等あり方検討に関する決議案の提出、議会選出監査委員のあり方検討、緊急質問の取り扱い協議、答弁書の取り扱い協議や、私からは市民センター機能等あり方検討にかかる議員全員協議会の実施提案などをいたしました。
 その後には、予算常任委員会全体会で提出されている予算議案の審議を行いました。

 20日の本日は総合観光対策特別委員会が開催され、大津市の外国人旅行者の誘客促進施策や、大津版DMOの設置検討状況、中心市街地活性化の取り組みなどを聞かせていただき、いくつも指摘をさせていただきました。
 特に問題なのは、なかなか目に見える形で進んでいないDMO設置検討の件です。これまで大津市は京都や大阪のホテル・宿泊施設が少ないことで、そのおこぼれによって外国人旅行者の滞在を増やしてきましたが、報道でもある通り、京都や大阪ではホテルの建設ラッシュでそろそろ予定キャパシティに達するようです。そうなれば、京都や大阪への観光客は域内で宿泊所を準備できるわけなので、自然と大津への外国人観光客は減ってしまいます。「大津ならでは」の観光戦略の展開が必要なのですが、DMO設置検討が遅れることで、結果的にブランディングも中途半端、プロモーションもバラバラという従来の流れがそのまま続くことが想定できます。
 大津行政に危機意識を感じられなかったのが、一番残念で、あまり観光施策には期待できないように思いました。越さんの「観光パフォーマンス」では、結局ダメで、こういう分野こそ民間と連携して取り組んでいかねばならないのです。自分のやりたいようにやりたいという我を通せば、誰もついてきません。




 大津青年会議所は12月が年度末です。
 JCは40歳で卒業となりますので卒業される3名のJCメンバーの「サヨナラ例会」として、少し前のことですが卒業パーティが催されました。3名のメンバーには、私も大変お世話になりました。
 私も来年がJCラストイヤーです。長いようで短い5年です。どうせなら実りある1年間を過ごせればと思います。




大津市議会議員 藤井テツ




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