しっかりと答弁できる人が答弁すべきでは?

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おはようございます。
大津市議会議員、藤井哲也です。

昨日に今議会の一般質問がすべて終わり、本日から補正予算案及び議案の審査を行います。
本会議同様、委員会審査も市民の皆様による傍聴が可能ですので是非お越し下さいませ。
(委員会室は収録放送機器がないためネット中継は現在なされていません)


さて、今回の私の一般質問に対する簡単な振り返りは先日行ったところですが、答弁内容以前の問題と思われるケースがありましたので特に記載したいと思います。


この件については、副市長並びに技術統括監が議員控室に答弁が不十分だったことをお詫びに来られ、またその翌日(12月10日)に市長にお会いした際にも、私から抗議を行い、合わせて、「的確に答弁できる方を答弁者に選定すべき」と依頼を行いました。
市長も問題があった旨、認め 課題を共有できたと感じています。

現在、大津市議会では答弁者の指定がどういうわけか議員からは行えません。市長が答弁者として最適な人に答弁をさせることができます。
そうしたルールを採る以上、まともに答弁できない人を市長が答弁者に指名することは、市民代表である議員をないがしろにしており、ひいては市民を冒涜しているに等しいと考えます。今後の市長の答弁者選定に期待をしたいと思います。



<該当箇所 テープ起こし>

【ごみ処理施設老朽化の計画反映についてのやりとり】


■最初の質問(藤井→大津市)
 今回、ごみ処理力のキャパシティ不足の問題が改めて浮き彫りとなったわけだが、来年4月からの一層の焼却力減少は、今後のゴミ安定処理に大いに不安を感じさせるものである。現在の環境美化センターや北部クリーンセンターは老朽化が進んできており、建替え時期までメンテナンスを繰り返しながらゴミ処理を行っていかねばならないが、今後の老朽化に伴う焼却能力低下を維持管理計画や「ゴミ減量実施プラン」などにどのように反映しているのかを伺う。

■大津市の答弁(大津市→藤井)
 ごみ処理施設老朽化の計画反映については、平成23年3月に作成しました ごみ処理基本計画 では、市内の焼却施設の処理能力を設置当初の計画能力として、大津クリーンセンター日量75トン、環境美化センター180トン、北部クリーンセンター170トンとしておりました。
 しかし本年6月通常会議で補正予算を議決頂きました「ごみ減量実施プラン」では、各施設の現状の能力が低下していることを前提としていまして、ごみ処理基本計画 の減量目標を前倒しした施策の取り組みを改めて計画させて頂いたものであります。
 現状においては、当初よりも日量約50トンの能力低下していますことから、安定的に処理するためには、年当たり約1万トンを減量する必要が生じましたので、平成28年度までの能力低下を含んで減量目標を年当たり1万11千トンと設定しています。
 また各施設では、維持管理計画を策定しており、平成23年度から10年間において、施設の能力を維持するための点検整備の事業費を見込んでおります。この計画において、環境美化センターと北部クリーンセンターの両施設をあわせて、通常は年額3億8千万円程度の維持管理費であるところ、施設の老朽化に伴い、平成27年度をピークに約1.5倍の整備費を見込んでいます。

■藤井からの再質問(藤井→大津市)
 ごみ処理施設の老朽化の計画反映についてであります。年当たり1万1千トンですか、これを反映しているということなんですけども、これから毎年、処理施設の性能が何%ぐらい落ちることを前提にそういうものを作っていらっしゃるのかについて教えて頂きたいと思います。

■大津市の再答弁(大津市→藤井)
 年当たり1万1千トンというのは、この来年度、平成26年度から3年計画で1万1千トンまでもっていくという計算を立てております。
 また施設の老朽化は、現在の処理能力を維持をしていきたい。そのための修繕経費を計上させて頂いて、建て替えが目前に迫っておりますので、その段階まで維持できると。現在の施設の改修により、もたせられると考えておるところであります。
 当然、施設の改修については早期に対応すべきと考えております。すぐに現在、富士見美化センターが修繕を要する事態になっておりますので、適切にそのタイミングを逸しないように対応をしておきたいと考えております。



【第三者機関への諮問の必要性についてのやりとり】

■最初の質問(藤井→大津市)
 今般の事案を受けて、改めて本年3月に本市が作成した「ごみ処理施設整備検討報告書」の「安定処理対応」の妥当性について疑念を感じたところであり、また「経済性」についても、専門家に助言に基づいて算出条件を平にして計算したところ 本市算出の額とは大きく異なる数値となったことため、私としては一層その妥当性に疑念を持っているところである。
 本来であれば3か所から2か所に処理施設を変更する際に、第三者機関に諮問を行うべき案件だと思うが、今となっては非常に残念ながら一から再検討することも現実的とは言えない。しかし例えば、1炉あたりの焼却能力や、炉の数、またはPFI導入の可能性など追加検討できる部分については、再度検討していくべきと考える。
 ゴミ政策は今後20年、30年の長期にわたり、市民生活に影響を及ぼすものであり、慎重な検討と議論が必要である。そうしたことからも、ゴミ処理施設の整備においては第三者機関による審議を経ることが現実である。
私からは廃棄物減量等推進審議会の担任事項を変更し、今後の施設整備の在り方について諮問を行うか、又は新たに施設整備に関する附属機関を設置し、そちらから答申を得るなど、客観的な専門家による審議プロセスを踏み、施設整備の追加検討をすることを提案するが、本市の見解を伺う。 

■大津市の答弁(大津市→藤井)
 第三者機関への諮問の必要性についてでありますが、昨年度に実施しました ごみ処理施設整備の検討の内容につきましては、大津市廃棄物の処理及び再利用の促進並びに環境の美化に関する条例により設置されている、学識経験者等で構成する大津市廃棄物減量等推進審議会にご報告し、様々なご意見を頂戴したところです。
 現在、各施設の計画を進めているところですが、これまで同様に、ごみ処理施設の整備に関する内容につきましては、必要に応じて同審議会に諮り、学識経験者等のご意見を聞きながら、適正かつ公正に事業を推進してまいる所存であります。
 なお、PFI等、民間のノウハウを活用した事業方式を選定するにあたりましては、法務 財務 技術全般における専門的知識を有する方のご意見を活用させていただかなければならないと考えており、今後 関係部署とも連携し研究して参ります。

■藤井からの再質問(藤井→大津市)
 今後、廃棄物減量等推進審議会などにも諮っていくということであります。ただ現在の委員の皆様については、この施設整備については、もしくは維持管理についてはあまり専門性を持っておられない方も多くいると思いますので、そういった点をどのように担保していくのかについてお伺いしたいのと、これは全部走りながらやっている問題ですので、早期に諮問すべき問題だと思いますのでどの時期にされるのかを教えて頂きたいと思います。
 
■大津市の再答弁(大津市→藤井)
 審査会でございますが、廃棄物減量推進委員会以外でも、その都度 これから計画を策定するにあたりまして、当然 専門の知識を有する方にご意見をお伺いするというようなことも考えております。


録画動画はこちら
(上記テープ起こし箇所は、動画の43::00あたりから最後まで)




議会一般質問に立つにあたり、私は事前に綿密な調査を行い、質問内容を十分に吟味し、事前通告後も質問に深さを持たせるため各種調査を継続して行った上で、質問前夜は最後の調整のため朝方まで準備をしています。
それでも市民生活の向上のためにはまだまだ質問の能力を高めていかねばならないのですが、市長にはしっかりと答弁できる方の選定をお願いをしたいと思います。



大津市議会議員 藤井哲也拝

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