9月議会 一般質問の解説①「大津市北部の活性化」

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おはようございます。
滋賀県の大津市議会議員、藤井哲也です。

今週で長かった9月議会も幕を閉じます。
約1か月の調査期間を経て、11月下旬から11月議会がスタートします。
議員として活動できるのも、あと2回限りの議会ですので、結果を残せるように10月と11月を過ごしていきたいと思います。


さて9月議会の一般質問の解説を進めていきたいと思います。
1問目は「大津市北部の活性化」について取り上げました。

大津市は未だに人口が増え続けている自治体で、特に瀬田と堅田地域でその傾向が強いと感じています。私が住むのもJR堅田駅から徒歩15分程度のところで、1年前と比べて目に見えて町が変わりつつあるように感じます。

その理由の一つに、「堅田駅西口土地区画整理事業」というものが進めてられています。
これは大津市が大規模な土地開発を行い、道路整備やインフラ整備を行った上で、宅地(市保留地)分譲を行う事業です。事業開始から約半分程度の進捗状況です。

昨年度から、これまで駅東口にあった販売所が西口に移転し、駅から徒歩1分の距離にある一等地の旧販売所がもぬけの殻となっています。

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(堅田駅西口土地区画整理事務所「桜望里」跡地)


このスペースを何も使わないのは本当にモッタイないと常々考えていました。
できることなら地域の産品のアンテナショップや観光交流の拠点、もしくは就労支援の拠点、少なくとも収益事業として自動販売機の設置をするなど活用方法があると思います。

今回の質問では、この遊休地(桜望里跡地)の利活用に付いて、近隣市民や事業者からの提案を
受け付けて有効活用を図るように質問(提案)をいたしました。

市からの答弁は、概ね前向きなものでした。私からの提案通り、当面の間の利用に付いて、地域住民や事業者からの提案を受けて、活用を図っていきたいということです。
この一等地のスペースを生かして、堅田や真野を中心に情報発信力が高まるようにと願っています。私も本件については今後も追跡をしていきます。


また市北部の問題として外せないのが、「琵琶湖大橋の料金徴収期限の延長」についてです。
以前にもブログに記載しました(※1)が、

この問題の深さは、
1.びわ湖大橋無料化→国道477拡幅の実現性がかなり低くなる
2.びわ湖大橋有料継続→国道477拡幅の実現性がかなり高くなる
という、有料継続または無料化どちらにしてもメリット、デメリットが生じることです。

大津市のスタンスは「2」の方で、料金徴収を継続して、その財源を周辺道路の整備に使うと云うものです。今回の答弁では伊藤副市長からあらためて説明があり、その方向性で滋賀県などと協議していくということです。

そうであれば、私としては湖西道路とびわ湖大橋を結ぶ「国道477号線」の拡幅が最優先になされるべきであると考えています。
あくまでも推測ですがこの道路拡幅工事には土地買収費もあわせて30億円程度が必要になるようです。とても現在の滋賀県や大津市の財政では面倒を見ることができない額で、これを実現するにはやはりびわ湖大橋の道路通行料を財源に充てるほかないのかもしれません。
(私としては「琵琶湖大橋のネーミングライツ付与による財源確保も検討の余地があると考えていますが)

堅田周辺26年9月議会


また、国道477号拡幅と合わせて、通称「大林道路」と呼ばれている道路があります。JR堅田駅西口~真野・伊香立を結ぶ予定の道路です。本件は先日 新聞等で報道されたところですが、この道路の開発が進んでいません。
この大林道路を周辺は、「湖西台土地区画整理事業」が数十年前に認可されており、市街化区域にも指定されています。

つまり、真野を中心に今後10年、20年のスパンで考えた時、「まち」が大きく変わる可能性が高いと言えます。

今回の一般質問では、伊藤副市長に対して、国道477号(湖西道路 真野IC~びわ湖大橋間)の都市計画について、様々なニーズが発生することも考えられることから、次期・都市計画マスタープラン策定の過程において地域住民の声や意向も聞いていくべきではないかと提案しました。

真野は自然豊かな環境であり、後世にその景観や自然を残していかねばなりません。
あわせて時代に即したまちづくりについても考えていく時期にあると思います。
この問題はあらためて思いを書きたいと考えています。



大津市議会議員 藤井哲也拝



【参考】
※1:ブログ記事「びわ湖大橋の無料化議論について。」












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